東京都北区 旧古河庭園のバラ
旧古河庭園
東京都北区にある旧古河庭園のバラがきれいだと聞いたので、行ってみた。
この庭園の敷地は、もとは陸奥宗光の別宅だったが、その後古河家が譲り受け庭園としたのが始まり。
この庭園の特徴は、高台にはゴシック様式の洋館と洋風庭園があり、低地には池を中心とした和風庭園が造られており、二つの様式の庭園が同居しているということ。違和感を感じるどころか、見事に調和しているところがこの庭園の魅力である。
洋館と洋風庭園を設計したのは、鹿鳴館やニコライ堂などを手掛けた英国人ジョサイア・コンドル。
和風庭園は、京都の平安神宮や無鄰菴を作庭しとことで知られる庭師、植治こと小川治兵衛の手によるもの。
近代の庭園の中でも極めて良好に保存され、和洋の見事な調和を実現している庭園として、平成18年に国の名勝に指定された。
園内には多くの樹木や草花が植えられており、季節ごとに自然の変化を楽しむことができる。
バラは、5月中旬~6月下旬と10月中旬~11月下旬が見頃。
ちなみにウメは2月中旬~3月中旬。
サクラは3月下旬~4月上旬。
ツツジは4月中旬~下旬。
ハナショウブは6月中旬。
ヒガンバナは9月中旬~下旬。
サザンカは10月下旬~11月上旬。
紅葉は11月中旬~12月上旬が見頃。
旧古河庭園へのアクセス
JR山手線 駒込駅で下車し、徒歩12分。
北区コミュニティバス王子・駒込ルート 旧古河庭園で下車。所要時間はJR駒込駅より5分、JR王子駅より20分。
入園料
一般 150円。
65歳以上 70円。
※小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料。みどりの日(5月4日)と都民の日(10月1日)は無料公開日。
※洋館建物内の見学は、往復はがきによる事前の申し込みが原則となっている。
TEL 03-3940-1566
開園時間
午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)。
休園日
年末・年始(12月29日~翌年1月1日)。
石造りの洋館(大谷美術館)。英国貴族の邸宅にならった古典様式。外壁は真鶴産の赤味をおびた新小松石(安山岩)で覆われている。
洋風庭園。春と秋にバラが見事な大輪の花を咲かせ、洋館の風情と相まって異国情緒を満喫させてくれる。
いろいろな種類のバラが植えられている。
日本庭園。日本庭園の中心は心字池。「心」という字の草書体に似せて造られた池。
雪見灯篭。
枯滝。水を使わないで山水の景観を表現する「枯山水」。
十五層石塔。
茶室。
大滝。十数メートルの高所から落ちる滝。深山幽谷の趣がある。
渓谷。小川治兵衛が最も力を入れた場所のひとつ。自然の描写が素晴らしい。
感想・気づいたこと
・最大の特徴は洋風庭園と日本庭園が同居し、しかも見事に調和しているということ。園内にはたくさんの草木や樹木が植えられており、それを眺めているとしばし都会にいることを忘れてしまう。
・自分が旧古河庭園に行った日は、バラの見頃の時期で「秋のバラフェスティバル」が開催されていた。土曜日でもあったので見物客が多かった。入場券売り場に行列ができるほどの賑わいを見せていた。
・都会の中にこのような見事な庭園があるのは嬉しい。一時の安らぎが得られる。
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