一度は行ってみたいとっておきの名所を訪ねる旅

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渓谷美を存分に堪能できる 多摩川上流の御岳渓谷

御岳渓谷

東京湾に注ぐ多摩川は、JR青梅線御嶽駅から軍畑駅付近にかけて約4kmにわたって白波を立てる瀬や青く深い淵などの美しい渓谷美を見せる。

河畔には遊歩道が整備されており、途中には吊り橋、美術館、食事処などが点在し、自然と文化にふれる散策を楽しむことができる。

遊歩道は両岸にあるが、台風などの影響で一部通行止めになっているところがあった。

御嶽駅軍畑駅のどちらからスタートしてもよいが、今回は御嶽駅側から歩いてみた。

御岳渓谷へのアクセス

JR青梅線御嶽駅沢井駅軍畑駅から川沿いの遊歩道に下りることができる。

御嶽駅までは新宿から中央線、青梅線経由で1時間40分~50分ほど。

土・日・祝日に運行される新宿始発のホリデー快速おくたまに乗れば、御嶽駅まで1時間15分で行くことができる。ただし沢井駅軍畑駅は通過する。

 

 

JR青梅線御嶽駅。駅舎で周辺のマップなどを入手しておくと役に立つ。さらに駅の隣にある御岳インフォメーションセンターに行けば、御岳渓谷、御岳山、関東ふれあいの道等の情報を得ることができる。美術館などの観光施設の案内のほか、奥多摩の野生動物も紹介されている。

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御嶽駅前の信号を渡り御岳橋の左側の道を下って行くと、川沿いの遊歩道に出る。

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多摩川の流れ。まずは御岳美術館を目指して上流へ向かって歩いた。御嶽駅の上流側は大岩が点在し、流れの激しいところが多い。

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こちらは奥多摩フィッシングセンター。川の一部をせき止めて釣り場にしている。ニジマスイワナ、ヤマメなどが放流される。

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御岳美術館。主に明治から昭和の日本の彫刻、絵画、陶工芸が展示されている。ここでUターンして下流に向かって歩き、途中で橋を渡って対岸の遊歩道を歩いた。

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カヌーの練習をしている人を発見。御岳渓谷は全国でも有数のカヌーのメッカだそうだ。御岳橋の下では全国レベルの大会も開催されるという。

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玉堂美術館。近代日本画の巨匠・川合玉堂の作品が展示されている。

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玉堂美術館付近から見た御岳小橋

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御岳小橋から見た多摩川。

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川岸の岩でボルダリングをしている人を発見。

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この地で作曲された童謡「お山の杉の子」の記念碑。

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遊歩道沿いに咲いていた花。

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澤乃井園にはきれいな庭があり、多摩川の流れを見ながらゆったり楽しめる。

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小澤酒造。御岳の地酒「澤乃井」で知られる伝統ある酒造。

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 崖の上に建つ寒山寺は、このあたりが中国の蘇州の寒山寺に似て、山水画のような風景であることから創建されたという。

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櫛かんざし美術館。江戸から昭和にかけての櫛とかんざしを中心に、季節に合わせた作品が展示されている。

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軍畑駅側にある遊歩道の入り口。

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感想・気づいたこと

・多摩川の流れそのものも美しいが、ほかにも吊り橋あり、美術館あり、食事処あり、お寺や酒造などもあり、見どころの多いコース。

 

・釣りをする人、カヌーの練習をする人、ボルダリングをする人、遊歩道を歩く人など、楽しみ方は人それぞれ。キャンバスに絵を描いている人も多く見かけた。

 

・今回歩いたコースは、ただ歩くだけなら2時間ほどで歩ける距離だが、途中で休んで景色を見たり、写真を撮ったり、食事をする時間も含めると、4時間かかった。美術館の中までじっくり見学すのであれば、さらに時間はかかるだろう。歩く速度にもよるが。

 

・遊歩道は多少の上り下りはあるものの、ほぼ平坦な道。気軽に散策を楽しめる。

 

 

 

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