関東屈指のすごいパワースポット 榛名神社
榛名神社
榛名神社は、群馬県の榛名湖を取り囲む榛名山の山腹に建つ、巨岩・奇岩・老杉が点在する森厳な異世界を持つ神社である。第31代用明天皇(585~587)の時代に創建されたといわれている。
主祭神は火の神である「火産霊神(ほむすびのかみ)」、土の神である「埴山毘売神(はにやまひめのかみ)」で、古来より鎮火、開運、五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるといわれている。雨乞いの神社として、また、修験者の霊場として古くから榛名山信仰の参拝者を集めてきた。
本殿をはじめ神楽殿、国祖社・額殿、双龍門、随神門などが国の重要文化財に指定されている。また武田信玄が戦勝を祈願して矢を射立てたといわれる矢立杉は、国の天然記念物に指定されている。他にも境内や参道には数多くの文化財や見所が点在している。
門前の社家町には独特の風景を醸し出す国登録有形文化財の宿坊が並んでおり、情緒あふれる町並みを散策することができる。
榛名神社へのアクセス
バス
高崎駅西口バス停2番乗り場から榛名湖行きのバスに乗り、榛名神社で下車。所要時間は70分ほど。バス停から徒歩15分。
車
前橋ICより60分。
高崎ICより70分。
渋川・伊香保ICより50分。
榛名神社の門前である社家町には宿坊やお店が並んでいる。榛名産の地粉と榛名山の湧水で打った「榛名神社門前そば」が名物。
神社の入り口にある随神門。
鞍掛岩。榛名神社境内の奇岩のひとつ。洞穴状だったものが奥の岩が落ちて橋のように残ったという。
三重の塔。
行者渓。
瓶子の滝(みすずのたき)。滝の流れている両脇の岩を神に捧げる神酒を入れる器の瓶子(みすず)に見立て、そこから落ちる滝ということでその名がついた。
矢立杉(やたてすぎ)。武田信玄が戦勝祈願のため矢を射立てたという言い伝えがある。高さ55m、樹齢は推定600年。
双龍門。扉の彫刻や天井絵に龍が多いことから、双龍門と呼ばれる。
本殿。御姿岩の前面に接して建てられている。榛名神社を取り巻く多様な怪石の中で最も最たるものが、本殿裏の御姿岩。険しくそばだつこの岩は、頭と胴を連想させるような不思議な形をしており、見る人に驚きと感動を与える。
国祖社・額殿。
神楽殿。ここで神楽が奉納される。ジャズやクラシックのコンサートも開催されるという。
榛名神社自然歩道。渓谷沿いを進み榛名湖まで続く約3kmの遊歩道。現在の県道が開通するまでは、榛名神社と榛名湖を結ぶ唯一の道だった。写真は、昔通行人や荷物の監視を行っていた番所跡に再建された門。
榛名湖へ続く遊歩道から見上げた奇岩「つづら岩」。
感想・気づいたこと
・うっそうとした森の中にある境内に、奇岩、巨木、滝などがあり、なんともいえない独特の雰囲気を醸し出している。
・神社の手前にある売店でパンフレットはないかと尋ねたところ、無料で境内のマップをくれた。そこに建造物や奇岩などについての説明が書かれているので、境内を歩くのがより楽しくなった。
・パワースポットとして知られているところなので、参拝客は結構多い。平日に行ったのだが、多くの人が訪れていた。
・神社の門前には宿坊や売店が立ち並んでおり、食事ができる店も多い。
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