日本一早咲きの梅で知られる熱海梅園の梅まつりに行ってきたよ
熱海梅園
熱海梅園は、日本一早咲きの梅、日本一遅い紅葉で知られている。樹齢100年を超える梅の古木を含め、園内には梅の木が59品種472本ある。
早咲き、中咲き、遅咲きの梅があり、早いものは12月中旬頃に開花する。梅に始まり、桜、新緑、紅葉と四季折々に楽しめる庭園なのだ。
毎年1月初旬~3月初旬には「梅まつり」、6月には「ほたる鑑賞の夕べ」、11月中旬~12月中旬には「もみじまつり」が行われる。
熱海梅園の入り口。
この日は、早咲きの梅が3分咲きとのことだった。
松尾芭蕉の句碑。「梅が香に のっと日の出る 山路かな」と書かれているらしい。
迎月(げいげつ)橋。
中山晋平記念館。「波浮の港」「東京音頭」など数々のヒット曲を作りだした中山晋平が晩年を過ごした熱海市西山の住居を、梅園内に移築したもの。館内には作曲に使用したピアノや、直筆の譜面などが展示されている。
韓国庭園。2000年9月23日に行われた森喜朗内閣総理大臣と金大中大統領による日韓首脳会議の翌日、両首脳が熱海梅園を訪れ、園内を散策し歓談された。この会談を記念し、日本と韓国の友好と世界の平和を願い、朝鮮時代の伝統様式と手法を取り入れて作られた。
建物の中の様子。
足湯があった。
香浮(こうふ)橋。
熱海市立澤田政廣記念美術館。文化勲章受章者で熱海市名誉市民でもある偉大な芸術家、澤田政廣の作品を多数展示している。彫刻、油絵、水墨画など多くの作品がある。自分は美術には詳しくないが、かなり見ごたえのある作品が多く展示されていた。普段は有料だが、梅まつり期間中に入園した人は、美術館への入館が無料になる。
梅見の滝。園内を流れる初川の水を利用して造られた人工の滝。正面だけでなく、滝の裏側を通行できるようになっており、流れ落ちる滝の裏側から園内を見ることができる。
滝の裏側からの眺め。
紅梅。
駐杖(ちゅうじょう)橋。
蝋梅。
熱海梅園へのアクセス
●JR熱海駅より
・路線バス、1番乗り場から梅園・相の原方面行きに乗り約15分、「梅園」バス停で下車し、徒歩約2分。
・湯~遊~バスで約40分。
・タクシーで約10分。
・徒歩約30分。
●JR伊東線来宮駅より
・徒歩約10分
・路線バスで約3分。
●車
・国道135号線から県道11号線で箱根方面へ。ただし、イベント開催期間以外は梅園の駐車場はない。
感想・気づいたこと
●梅園はけっこう広い。そして、中山晋平記念館、韓国庭園、梅見の滝、園内を流れる初川に架かる梅園五橋、句碑、記念碑、名木など、見どころもいっぱいある。熱海市立澤田政廣記念美術館も隣接している。梅まつりの期間中は、様々な催しが行われる。
●梅園は普段は無料で入れるが、梅まつり開催期間中は有料となる。梅まつり期間中の入園料は、一般300円、熱海市民・熱海市内宿泊者100円、中学生以下は無料。
●澤田政廣記念美術館の入館料は、大人310円、学生210円、子供100円。ただし、熱海梅園梅まつり有料期間中は、入館無料となる。
●平成27年の梅まつり開催期間は、1月10日(土)~3月8日(日)。
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