一度は行ってみたいとっておきの名所を訪ねる旅

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岐阜県高山市の飛騨大鍾乳洞・大橋コレクション館・飛騨牛

飛騨大鍾乳洞。

飛騨大鍾乳洞は、昭和40年4月18日、「大橋外吉」氏によって発見された。

その後、昭和43年から観光鍾乳洞として観光客を受け入れるようになった。

日本の観光鍾乳洞では一番標高が高い場所(標高900m)にあり、全長は約800m。

洞窟内の温度は年間を通じて8℃~12℃に保たれている。

現在は標高900mだが、2億5千年前は海底にあり、海中生物の死骸が降り積もってできた石灰岩が飛騨大鍾乳洞を創った。

鍾乳石はストロー(鍾乳管)が数多く見られ、白く繊細で美しいのが特徴。

またヘリクタイト(曲がり石)という左右にねじれながら垂れ下がっているたいへん珍しい鍾乳石が、日本の観光鍾乳洞では最も多く見られると言われている。

この鍾乳洞には、第1出口から第3出口までの3つの出口があるが、入り口から第1出口までの100mが最も美しい見どころとなっている。

第1出口より先は階段・坂が多くなる。特に第2出口より先は急な坂道になるので、注意が必要。

足腰に自信のない人や年配の方、また時間のない人は、第1出口または第2出口で外に出ることができる。

大橋コレクション館。

飛騨大鍾乳洞の発見者『大橋外吉』が集めた世界の美術品、工芸品、装飾品などを展示したコレクション館。常時約1000点の品が展示してあり、飛騨大鍾乳洞の入場券で見ることができる。

飛騨大鍾乳洞と大橋コレクション館の営業時間と入場料。

 

営業時間。

4月~10月 AM8:00~PM5:00

11月~3月 AM9:00~PM4:00

 

入場料。

一般 大人1,000円 小・中学生500円。

団体(20名以上) 大人850円 小・中学生400円。

※2014年9月現在。

 

その他。

年中無休、駐車料は無料。

 

 

アクセス。

【鉄道・バス】

JR高山本線高山駅で下車。

高山濃飛バスセンターより濃飛バス新穂高温泉」行きに乗り、「鍾乳洞口」で下車。(所要時間28分)。

バス停から鍾乳洞まで、徒歩でおよそ20分。

高山行きバス停にあるインターフォンで無料送迎バスを呼ぶこともできる。

バス停から歩いて行くこともできるが、結構上り坂がきつく距離もあるので無料送迎バスを呼ぶことをお勧めする。もちろん帰りも鍾乳洞からバス停まで送ってくれる。

濃飛バスの時刻表・料金表などの情報は濃飛バスのホームページから入手できる。


いい旅、そしていい出逢い。『濃飛バス』

 

 

【マイカー】

国道158号線の高山と平湯温泉の中間あたりに『飛騨大鍾乳洞』と書かれた大きな看板があるので、そこから坂道を登って行くと鍾乳洞に着く。

所要時間は、高山から約30分、平湯から約30分、上高地から約50分、松本から約90分。

 

高山濃飛バスセンター。JR高山駅の隣にある。各主要都市と高山を結ぶ高速・特急バスが運行されている。

東京(新宿)~平湯温泉~高山 約5時間30分。

大阪~京都~高山 約5時間30分。

名古屋~郡上八幡~高山 約2時間40分。

金沢~白川郷~高山 約2時間15分。

松本~平湯温泉~高山 約2時間20分。

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飛騨大鍾乳洞送迎バス連絡所。ここからインターフォンで送迎バスを呼ぶことができる。

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「竜宮の夜景」。洞窟の中で一番天井が高く、最も美しいといわれるところ。純白の鍾乳石は白いライトを使うとコケが繁殖してしまうため、あえて色付きのライトを使用しているとのこと。

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夢の宮殿」。

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「神秘のロウソク」。

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石筍が根をおろした白い宮殿風の「ローマの遺跡」。

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「王冠」。

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「大石柱」。

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「月の世界」。きれいな状態の石で形成されており、ライトアップされて白く輝いている。

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鍾乳洞入口の駐車場周辺には食堂や売店が並んでいる。

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昼食は飛騨牛*1を使った「飛騨牛牛丼」を食べた。

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鍾乳洞見学の後は高山にもどった。夕食はJR高山駅から歩いて2分ほどのところにある「飛騨そば 小舟」でいただくことにした。

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飛騨牛を使った「飛騨牛そば」をいただいた。柔らかい飛騨牛と秘伝のつゆとが見事に調和した絶品。

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こちらは飛騨牛の「しぐれ煮」。

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感想

  •  長さ約800mに及ぶ地下の宮殿といった感じ。鍾乳石の色も形も美しい。
  • 洞内は真夏でも気温が12℃なので、かなり涼しい。
  • 奥へ進むにつれて急な階段や坂道、天井の低いところがあり探検気分を味わえる。ハイヒールではちょっと厳しいかも。
  • 時々天井から水滴が落ちてくるので、気になる人は帽子をかぶったほうがよい。
  • 1枚の入場券で、大橋コレクション館と鍾乳洞の両方を見ることができる。
  • 鍾乳洞口バス停から鍾乳洞へは歩いて行くこともできるが、結構坂が急でしんどい。送迎バスを呼んだ方が賢明。もちろん無料で乗せてくれる。帰りもバスの時間に合わせて鍾乳洞からバス停まで送ってくれる。
  • 飛騨牛は高山周辺のいたるところで食べることができる。他にも「飛騨そば」「高山らーめん」「朴葉みそ」*2「みたらしだんご」「漬物」などおいしいものはたくさんある。

  • 高山濃飛バスセンターまでは各主要都市から高速バスが出ていて便利。自分は東京(新宿西口)から高速バスで高山まで行った。所要時間は5時間30分だが、バスにトイレがついていたので安心して乗ることができた。もちろん途中で休憩もある。料金は、新宿から高山まで片道6,690円(2014年9月現在)。

 

飛騨牛 肉のひぐち

 

 

【高山の宿】

 

 

 

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*1:飛騨の大自然の中で丹精こめて育てられた飛騨牛は肉質、味ともに絶品。和食・洋食を問わず楽しむことができる。

*2:朴葉の上に味噌、ねぎ、しいたけなどをのせ、焼きながら食べる。ごはんによく合う。