世界文化遺産平泉 奥州藤原氏の栄華を今に伝える中尊寺・毛越寺
世界文化遺産、平泉。
平安時代末期、東北の政治・文化の中心として栄えた平泉。
中尊寺や毛越寺に代表される、奥州藤原氏が築いた仏教都市の面影を今も感じることができる。
2011年に世界文化遺産に登録され、ますます注目が集まっている。
アクセス。
●路線バス 一ノ関駅~平泉駅~中尊寺~イオン前沢間、常時運行。
●平泉巡回バス「るんるん」 平泉の観光に便利。平泉駅前から乗ることができる。
●徒歩 平泉駅から中尊寺まで1600m。平泉駅から毛越寺まで700m。
中尊寺。
奥州藤原氏初代清衡が造営した平泉の仏教文化を代表する寺院。
藤原氏滅亡後に多くの建物が焼失したが、金色堂だけは創建当時のまま残っており、今も金色の輝きを放っている。
世界遺産。
中尊寺バス停前にある武蔵坊弁慶の墓。1189年、弁慶は最後まで主君義経を守り、遂に衣川で亡くなった。
弁慶堂。
弁慶堂内部。
本堂・金色堂へ向かって杉並木の道を登って行く。
本堂。
本堂内部。
金色堂(国宝)。金色堂はこの覆堂の中にある。全体が金箔で覆われ、極楽浄土を現世に表している。平安仏教美術の最高峰。堂内には奥州藤原氏4代のご遺体が納められている。
松尾芭蕉の像。『奥の細道』で「五月雨の降残してや光堂」と詠んだことで有名。
毛越寺(もうつうじ)。
奥州藤原氏2代基衡、3代秀衡によって造営された。
境内に広がる大泉ヶ池は、平安時代の浄土庭園の素晴らしさを今に伝えている。
毛越寺本堂。
大泉ヶ池。池は海を表現していて、汀には州浜、荒磯、築山などが配されている。
開山堂。毛越寺を開山した慈覚大師円仁をお祀りするお堂。
その他の見所。
●無量光院跡。3代秀衡が平等院鳳凰堂を模して建てたと伝えられる、浄土式庭園を持つ寺院跡。土塁、礎石が残っていて発掘調査が行われている。世界遺産、特別史跡。
●高館義経堂。源義経が妻子とともに自害したと伝えられる地に建つお堂。義経の像を祀る義経堂や資料館などがある。高台にあり眺めが良い。
●観自在王院跡。2代基衡の妻が建立した寺院。毛越寺に隣接していて、浄土庭園の舞鶴ヶ池を中心に史跡公園として整備されている。世界遺産、特別史跡、名勝。
感想
やはりなんといっても中尊寺の金色堂が見事。当時の奥州藤原氏の栄華を物語る。
毛越寺の大泉ヶ池も美しい。
平泉は、歴史好きにとってはたまらない魅力のある町である。
【宿泊】
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