軽井沢を代表する歴史ある教会 軽井沢高原教会に行ってみた
軽井沢高原教会
1886(明治19)年に英国国教会の宣教師アレクサンダー・クロフト・ショーによって拓かれた軽井沢。すばらしい自然と気候にひかれ、多くの外国人が集い、いくつかの教会が誕生した。
軽井沢高原教会は、1921(大正10)年に芸術自由教育講習会が開催された由緒ある場所として知られる。北原白秋、島崎藤村など、当時の文化人が集い、自由と芸術について熱く語り合ったという。
この教会では、ゴスペルコンサート、サマーキャンドルナイト、クリスマスなどの季節ごとのイベントや、ゴスペル礼拝(毎週日曜日13:30~)が開催されており、だれでも気軽に参加することができる。
木立の中に建つ木造りの教会。扉を開けると、祭壇へ続く大理石のヴァージンロード、その向こうには柔らかな日の光がさしこむ大きな窓がある。内部は静寂に包まれた空間。
教会の隣にある「牧師館」では、教会行事の案内や受付のほか、四季折々の写真やコンサートの様子などが展示されている。気軽に立ち寄っていいらしい。
軽井沢高原教会へのアクセス
●軽井沢駅南口から星野エリアシャトルバスが運行されていて、無料で乗ることができる。ブレストンコートで下車。所要時間は、15~20分。軽井沢高原教会は、ホテルブレストンコートのすぐそばにある。※無料シャトルバスは、ゴールデンウィークと8月は中軽井沢駅南口から出る。
●車なら、上信越自動車道碓氷軽井沢ICから国道18号線を長野方面へ走り、中軽井沢の信号を鬼押出し方面へ曲がり、そこから3分ほど。
感想・気づいたこと
●見学時間は9時~18時(冬季は変動あり)。挙式時以外は自由に見学できる。無料。多くの人が集い、語り合う場所として生まれ、誰にも開かれている教会だそうで、イベントや礼拝には気軽に参加してよいそうだ。
●このあたり一帯は「星野エリア」と呼ばれており、源泉かけ流しの日帰り温泉「星野温泉トンボの湯」の周りに広がるおしゃれな雰囲気の温泉街になっている。ここには、レストランやカフェ、雑貨など個性豊かな15店舗が並ぶ「ハルニレテラス」、木立の中のリゾートホテル「ホテル ブレストンコート」、フランス料理のオリンピックで銅メダルを受賞したシェフが独創的な料理を創る「ブレストンコート ユカワタン」、内村鑑三の功績を讃えて建てられた「石の教会 内村鑑三記念堂」などがある。
ホテル ブレストンコート。カラマツやモミジなどが立ち並ぶ林の中にある。いい雰囲気。
星野エリアを流れる湯川の川沿いに設けられた遊歩道を歩いてみた。
●冬の軽井沢には、夏とはまた違う味わいがあった。夏は涼しいが、冬は当然のことながら、かなり寒い。この日は最強クラスの寒波の影響で、最低気温がマイナス10℃を下回った。夏の避暑シーズンと比べると混雑していないので、短時間のうちにいろいろなところを見て回ることができた。今回は教会を中心に見て回った。
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