一度は行ってみたいとっておきの名所を訪ねる旅

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房総半島 鋸山の山頂から見る絶景・日本寺の「地獄のぞき」と「日本一の石の大仏」

鋸山

房総半島の西岸に切り立つ鋸山は、海抜329m。

石を切り出した岩肌が鋸の歯のように鋭いことから、その名がついたといわれる。

鋸山は古くから房州石の産地として知られ、江戸時代から明治時代にかけて盛んに石が切り出された。

奇岩・名勝の地として知られる鋸山の山頂へ行くには、鋸山ロープウェイを利用するのが便利。

スイス製のゴンドラで空中散歩を楽しむことができる。山頂駅までの所要時間は約4分。

山頂では360度、遮るもののない大パノラマが広がっている。

目の前に広がる海は東京湾浦賀水道、その先が三浦半島、さらに富士山、伊豆天城連峰、伊豆大島アクアライン海ほたる、東京スカイツリーも見ることができる。

 

日本寺

山頂から10分ほど下ると日本寺の入り口がある。

日本寺は約1300年前に開かれた。

境内には地獄のぞき、百尺観音、日本一の石の大仏、千五百羅漢などの見どころがあり、1周約1時間半のハイキングコースとなっている。

※日本寺の見学には別途拝観料がかかる。

 

鋸山ロープウェイの乗り場までのアクセス

電車

JR内房線浜金谷駅で下車。国道127号線を館山方向へ徒歩8分。

浜金谷駅までは、東京駅から特急さざなみで約90分、千葉駅から内房線各駅停車で約90分。

 

マイカー

富津館山道路の富津・金谷IC~国道127号線を館山方向へ約5分。

 

カーフェリー

久里浜港~金谷港11.5kmを東京湾フェリーで約40分。

金谷港から国道127号線を館山方向へ徒歩約12分。

 

 

鋸山ロープウェイ。スイス製のゴンドラで空中散歩。

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ゴンドラの窓から見た鋸山。

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山頂展望台から見た館山方向の眺め。

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東京湾浦賀水道、その先は三浦半島久里浜

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日本寺は山の斜面に境内があるため、階段が多い。日頃運動不足の自分にはかなりしんどかった。

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百尺観音。昭和41年、6年の月日を費やして完成した高さ30mの大観音石像。戦没者供養と交通犠牲者供養のためにつくられた。

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地獄のぞき。山頂付近にある切り立った岩の上から下をのぞき見るスリリングな名所。

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東海千五百羅漢。1700年代後半につくられた。ひとつとして同じ顔はなく、人間の喜怒哀楽が表現されている。

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日本一の石大仏。1700年代後半に3年の月日を費やして彫刻された。自然の風化浸食により著しい崩壊があったが、昭和44年に復元された。高さは31mある。

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金谷の海岸から見た鋸山の全景。まさに鋸の歯のよう。

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このあたりは金谷漁港があり、海の幸が新鮮でおいしい。浜金谷駅の近くの「ダイニングカフェ ひまつぶし」という店に入り、「あじ寿司」をいただいた。あじ、しらがネギ、生姜、酢飯の絶妙なバランスを堪能。

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感想

  • なんといっても山頂からの眺めがすばらしい。東京湾浦賀水道を行きかう船、その向こうに三浦半島観音崎から城ケ島、さらには伊豆半島伊豆大島東京湾アクアライン海ほたる、東京スカイツリー、振り返れば房総半島の山々も美しい。自分が行った日は霞がかかっていたので富士山を見ることはできなかったが、空気の澄んだ日には富士山がきれいに見えるらしい。
  • 日本寺は山の斜面に境内があるため、階段が非常に多い。全部見て回ると1時間半くらいかかるが、階段の上り下りが結構たいへん。見る場所を限定すればもっと短い時間で見ることもできる。ただし大仏を見るのであれば、ロープウェイの山頂駅からかなり下まで下り、駅に戻るためにはまた階段を登らなければならない。高齢の方や足腰に自信のない人にとってはたいへん。若い人は筋トレだと思えばそれほど苦にはならないかも。楽に大仏を見たいのであれば、車で登山自動車道(有料)を登り、大仏口から入れば、きつい階段の上り下りをすることなく大仏を見ることができる。
  • 近くには鋸山金谷温泉郷があり、日帰り入浴も可能。浜金谷駅から徒歩圏内。
  • 富津市金谷は海に浮かぶ夕日が美しい街として恋人の聖地に認定されている。東京湾フェリーの駐車場内にモニュメントがある。
  • 金谷は海沿いの街なので、海の幸が豊富。海の幸を食べることのできる店も多い。また海釣りの街としても親しまれている。

 

 

 

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